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東野圭吾 『学生街の殺人』

学生街の殺人 (講談社文庫)東野圭吾/著


講談社文庫 <1990/07/15> p475
  ※ 講談社より1987/06刊行






【紹介】
 学生街のビリヤード場で働く津村光平の知人で、脱サラした松木が何者かに殺された。「俺はこの街が嫌いなんだ」と数日前に不思議なメッセージを光平に残して……。第二の殺人は密室状態で起こり、恐るべき事件は思いがけない方向に展開してゆく。奇怪な連続殺人と密室トリックの陰に潜む人間心理の真実!(文庫本あらすじより)


【冒頭】
 FMラジオから流れるルー・ドナルドソンの演奏は、二人の心情を考えるとBGMとしては少々不適当だった。光平はあぐらをかいたまま、長い手を伸ばしてラジオのスイッチを切った。
 途端に沈黙が六畳の部屋を支配した。
 広美はいつもよりもやや固い顔つきで、二つの湯のみ茶碗に日本茶を注いでいた。そしてやたら大きい茶碗の方を光平の目の前に置いた。近所の寿司屋が開店した時に、抽選で当たって手に入れた代物だった。

【短評・感想】
 東野圭吾は多彩な作風で知られているが、初期の作品にはいくつか共通する特徴を挙げることができるように思う。本格推理小説の形式を保っていて密室などの古典的なトリックを扱っていること、いくつかの事件が絡み合ってラストの意外な結末を演出すること、意外な犯人というよりも犯行動機や犯人像などで意外性を狙っていること(この部分が一番印象的かもしれない)等であるが、初期の作品群の中でこれらの意図が最も成功していると言えるのが、本書『学生街の殺人』ではないだろうか。文庫本解説には著者の言葉として「……小説家になって以来、僕がずっとやりたいと思っていた試みのいくつかを、この小説において実行することができました」と書かれているが、読者としても印象深い一冊であったと思う。

 事件は主人公、光平のアルバイト先の知人である松木が何者かに殺されることから始まる。それに続いておこる第二の殺人は密室状態のエレベーターの中で起こるのだが、正直言って、これらの殺人事件も密室トリックも少々物足りない印象はぬぐえない。犯人は簡単に特定できてしまうし、犯行自体も少し偶然に頼りすぎている気がして、ここまでならただの「よくある推理小説」ということで終わってしまったと思う。しかし、そこから残り一章を読み終えたときに、思わず唸ってしまった。本書が良く出来ていると思うのは、事件の背後を貫く事実や犯人の意図が最後までうまく隠されている点である。やや偶然に思えた犯行も最後にはきちんと説明され、一見、無関係に思えた第三の殺人も、それまでの殺人事件と一本の糸で見事に繋がる。途中までイマイチとすら感じていたので、その鮮やかさは強烈だった。また、こういった謎解きの妙にも感心させられるのだが、作品をより印象深いものにしているのが、背後にある事実、人間心理に目を向けている点である。本書を読むと「意外な犯人」の驚き以上に事件の切なさが心に残る。また、これら背景や心理もラストでいきなり明かして読者に無理矢理な感じを抱かせることなく、実に丁寧に(そしてこちらも伏線としてしっかり隠されながら)描かれている。作者の言う「僕がずっとやりたいと思っていた試み」が何であるか具体的にはわからないが、あくまで本格推理小説の形式の中で謎解き+αを描いた点においては、謎解き部分についても+αの部分についても、成功をおさめた作品であると思う。

 本書でもう一つ特筆すべきは青春小説としての側面だろう。事件の舞台となるのは、大学の正門が移転してすっかり寂れてしまった旧学生街である。住人達はかつての活気を取り戻そうと努力するものの、街は既に呼吸を止めてしまっている。そんな街に集まってくる人間からも、ある時から人生の時間が止まってしまったような、どこか停滞した雰囲気が漂う。主人公の光平もそんな人間の一人。彼は大学卒業後に就職せず、親には大学院に通っていると苦しい嘘をついて過ごす理由をこう話していた。

「なぜって訊かれると困るな。働きたくないわけじゃないんだ。ただ僕たち機械工学科の学生は、卒業したら製造業のサラリーマンになるってことが決まっちゃってるみたいなんだよね。だけど僕は別にそういう道は希望していないんだ。もっと広い範囲の中から、自分が本当に打ち込める仕事を見つけたいと思ったんだ」

 とは言うものの、光平の考えはあまりに漠然としていて全く前に進むことが出来ないでいる。まるで旧学生街に縛り付けられたかのように、そこから離れることが出来ない。

 しかし、そんな光平の身に、ある日殺人事件が降りかかる。大切な人を失い、その死の真相を追う中で様々な人に出会い、徐々に自分の人生と向き合っていく。そんなモラトリアムの只中にいる光平の成長の過程がこの物語のもう一つの読みどころのように思う。最後に光平の出した結論は、決してモラトリアムに決着をつけるものではないけれど、それは頭だけで考えた抽象的なものではなく、体験に根ざした力強さを感じさせるものだった。

「たぶん呪いが解けたのよ」と悦子がいった。「あなたには何かの呪いがかかっていて、それで身動きがとれなくなっていたんだわ」
 彼女があまり真剣な表情でいうので、光平は少し不安になった。
「何の呪いだろう?」と彼は訊いた。彼女は即座に答えた。「学生街」


 やや暗い結末の中で、光平の新たな旅立ちは、少し救われるような心地良い余韻を残してくれる。

 ところで、本書が書かれたのも今から20年前と古いのだが、モラトリアムという言葉自体もどこか懐かしい響きがする。実際、就職氷河期の昨今、光平のようなモラトリアム延長が成立するほど社会は余裕のある状況になく、当時小学生だった自分にも本書が書かれた頃の状況は実感としてわからないところがある。しかし、社会が変容しても、それと共にモラトリアムの内容が変化しても、(人間も変わったと言われるが)社会と対峙した時の、あの独特の悩みや葛藤がなくなることはないと思う。そういう点では、書かれた時代は古くとも本書は青春小説の王道といえる内容で、青春がやや過去のものになりつつある私ではあるがとても面白く読めた。



 私的おすすめ度:★★★☆☆☆(★6点満点)

  ★★★★★★(殿堂入)
  ★★★★★☆(人にすすめたくなる)
  ★★★★☆☆(とにかく面白い)
  ★★★☆☆☆(どこか惹かれる)
  ★★☆☆☆☆(標準的)
  ★☆☆☆☆☆(何か足りない or 生理的にダメ)


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サイモン・シン 『暗号解読』

暗号解読〈上〉 (新潮文庫)サイモン・シン/著
青木薫/訳

原題 「The Code Book」 <1999>

新潮文庫(上) <2007/07/01> p340
      (下) <2007/07/01> p319
 ※新潮社より2001/07刊行



【紹介】
 文字を入れ換える。表を使う。古代ギリシャの昔から、人は秘密を守るため暗号を考案してはそれを破ってきた。密書を解読され処刑された女王。莫大な宝をいまも守る謎の暗号文。鉄仮面の正体を記した文書の解読秘話……。カエサル暗号から未来の量子暗号に至る暗号の進化史を、『フェルマーの最終定理』の著者が豊富なエピソードとともに描き出す。知的興奮に満ちた、天才たちのドラマ! (文庫本上巻あらすじより)

 当時最強を誇ったドイツ軍の暗号機はいかにして破られたのか。「戦争の世紀」が「情報の世紀」へと移り変わるなかで、数学者たちの攻防は続く。RSA暗号、PGP暗号、量子コンピューター、量子暗号……。ネットや銀行を始め、知らずに我々の周囲に溢れる暗号技術の現在と未来、歴史の背後に秘められた人間ドラマを解き明かす傑作ノンフィクション。巻末に「史上最強の暗号」とその解答を収録。 (文庫本下巻あらすじより)


【冒頭】
 一五八六年十月十五日、土曜日の朝。スコットランド女王メアリーは、見物人の詰めかけたフォザリンゲイ城の法廷に足を踏み入れた。長きにわたった幽閉生活と、その間に患ったリウマチとに痛めつけられながらも、メアリーは威厳と落ち着きを失うことなく、有無をいわせぬ王者の風格を漂わせていた。侍医に支えられながら、裁判官、役人たち、そして見物人の前を通り過ぎたメアリーは、細長い部屋の中ほどに据えられた王座へと近づいた。自分への敬意のしるしと思ったその王座は、しかし、彼女のためのものではなかった。その王座は、その場にはいないエリザベス女王、メアリーの敵であり告発者である人物の象徴だったのである。

【短評・感想】
 ミステリでもしばしばお目にかかる「暗号」だが、現実にはどんな種類の暗号が使われているのだろうか? また、いつ頃からどんな場面で使われてきたのだろうか? そんな「暗号」の発展史を実に面白く解き明かしてくれるのが本書『暗号解読』である。

 ところで、始めに断っておかなければならないが本書はいわゆるミステリではない。あくまで実在する暗号について真面目に研究し解説したノンフィクションである。こういった本はミステリみたいに手に汗握るといったタイプの面白さや派手さを持っているわけではないので好みの分かれるところだろうと思う。しかし、本書に限って言えば読み物としても充分に面白い。研究書として手を抜かず、表面的な説明に留まらないずっしりとした読み応えを読者に与えながら、読み物としての面白さも両立させた実に稀有な本なのである。
 暗号の歴史は暗号作成者と暗号解読者の主導権争いの歴史でもある。著者であるサイモン・シンは、無機的な暗号だけではなく、そんな暗号を取り巻く人間にもスポットを当てて、暗号とそれに関わる人間の歴史を紐解いていく。そこで明かされるエピソードの一つ一つが物語りとして非常に面白く、暗号作成者と暗号解読者の攻防は実にスリリングでページをめくる手がとまらない。

 さて、本書を読んだ読者は暗号の歴史が非常に古く、また、古い暗号も原理的にはほぼ完成されていることに驚かされるだろう。
 暗号には転値式暗号と換字式暗号という2つの異なる方式がある。換字式暗号は元の文の各文字を別の文字で置き換えるタイプのもので、例えばローマのカエサルが用いた「カエサル・シフト」と呼ばれる暗号がある。これはアルファベットの各文字を、それよりも3つ後ろの文字で置き換えたもので、例えばa→Dに、b→Eとなる。veni,vidi,vici(来た、見た、勝った)という有名な文句はこの暗号を用いるとYHQL,YLGL,YLFLとなる。
 このa→Dに、b→Eにといった、どの文字がどの文字に対応するか決めたもの「鍵」と呼ぶが、暗号が安全であるためには、この鍵の種類が多くなければならない。というのも、鍵の候補が少なければ力技で順番に鍵を試していけば、いつか解読されてしまうからである。
 では一般的な換字式暗号の鍵はどのくらい作れるのだろうか? アルファベットは25文字あるので、カエサル・シフトのように単純に文字をずらすだけでなく文字を自由に対応させればその鍵の種類は4×1026通りを上回ることになる。暗号解読者にしてみると、暗号を受け取って換字式暗号であることがわかっても鍵の候補を全てチェックするという膨大な作業が待っていることになる。1秒間に1つの鍵を試したとしても4×1026通りをチェックし終わるには宇宙の年齢のざっと十億倍もの時間がかかってしまうのだ。
 ちょっと長くなってしまったが、これが本文一章の始めに書かれた内容である。こう聞くと換字式暗号を破るなんて鍵を盗み出す以外には不可能だと思わないだろうか? 実際、換字式暗号は簡便かつ強力であるため、カエサルの時代から千年以上も無敵を誇っていた。ところが、暗号解読者達は一見不可能に見えるこの暗号の解読法を発見してしまうのである。

 換字式暗号を破る方法はないのか? 古代の学者たちの多くは、鍵の候補が多すぎるため換字式暗号は破れないだろうと考えていたし、実際、何世紀ものあいだその見解に間違いはなさそうに思われた。だが暗号解読者たちはついに、総当たり式に鍵をチェックするというプロセスに近道を発見した。その近道をたどれば、一つの暗号を破るために何十億年もの時間を費やすかわりに、ものの数分でメッセージを解読することができるのだ。この快挙をなし遂げたのは東方の人々だった。そしてそれをなし遂げるには、言語学、統計学、篤い信仰心のみごとな連携が必要だったのである。

 どうだろう? 興味ひかれる展開ではないだろうか??

 最後にやはりミステリとの関係も述べておきたい。ミステリの中の暗号といえばポーの『黄金虫』やドイルの『踊る人形』などが有名である。本書によると、これには19世紀に電信が発達したことによる、一般大衆の暗号への大きな関心が背景にあるという。電信技術は遠く離れた場所との通信を容易にしたが、内容は多くの関係者の目に触れてしまう。人々は他人に読まれたくないメッセージの秘密を守りたいと思うようになり、必要とあれば暗号化するようになった。それまで軍事や外交上のツールであった暗号が商取引や一般大衆の間にも広がったのである。このような一般大衆の関心の高まりを背景として、暗号が大衆文学の世界に進出していったのである。そんな中でポーの『黄金虫』は暗号を扱った小説として非常に面白く、小学生だった私はとても興奮して読んだのを覚えている。子供の私が暗号部分をよく理解していたのかどうかは定かではないが、なんだか手品みたいな解読に圧倒されたのだろう。ちなみにこの『黄金虫』で用いられる暗号解読法こそ、先に述べた換字式暗号の解読法なのである。もちろん解法を発見したのはポーではないのだが、解法を知らない読者は皆仰天したことと思う。

 このブログは「ミステリーとその周辺」というタイトルの通り、ミステリだけでなく、ミステリの通史や評論書などミステリに関わる書籍も紹介していけたらと思っている。本書『暗号解読』もそんな「その周辺」書籍として取り上げてみた。本書には巻末に著者が読者に挑戦した難関の暗号がのっている。これを読むと自分でも暗号がとけそうな気がしてくるが、身の程知らずを痛感し、あえなく撃沈した。




 私的おすすめ度:★★★★☆☆(★6点満点)

  ★★★★★★(殿堂入)
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東野圭吾 『白馬山荘殺人事件』

白馬山荘殺人事件 (光文社文庫)東野圭吾/著


光文社文庫 <1990/04/20> p349
  ※ 光文社より1986/08刊行






【紹介】
 一年前の冬、「マリア様はいつ帰るのか」という言葉を残して自殺した兄・公一。その死に疑問を抱いた妹の女子大生・ナオコは、親友のマコトと、兄が死んだ信州・白馬のペンション『まざあぐうす』を訪ねた。常連の宿泊客たちは、奇しくも一年前と同じ。各室に飾られたマザー・グースの歌に秘められた謎、ペンションに隠された過去とは? 暗号と密室の本格推理傑作。(文庫本あらすじより)


【冒頭】
 新宿駅、朝六時五十五分。
 ホームに出る階段を二人の若者が急ぎ足で上がっていた。中央本線の出ているホームだった。
 前を行く一人はグレーのブッシュパンツに、濃紺のスキーウェアを羽織っていた。髪は長めのリーゼントで、濃い色のサングラスをかけている。かなり大きなリュックを背負っているが、長い足を利用して階段を二段ずつ跳んでいくリズムは軽い。
 その若者の後に続いているのは、いかにも非力そうな娘だった。キャスター付きのスキーバッグは平地では楽だが階段を上るのはひと苦労といったところで、数段上がっては一休みし、そのたびに長い髪をかきあげる。煙草の煙のように濃く白い息が、形のいい唇からせわしなく吐きだされた。

【短評・感想】
 東野圭吾はデビュー作の『放課後』、二作目の『卒業』と、高校や大学を舞台とした学園ミステリを連続して描いてきた。それぞれ密室に代表される古典的な推理小説の道具立てに高校生や卒業間近の大学生の心情をうまく織り交ぜた青春ミステリの佳作でもあったが、本書はそんな前二作とは趣の異なる作品に仕上がっている。探偵役の主人公はこれまで同様学生なのだが、本作では特に学生である必然性はない。それよりもトリック解明と犯人当ての面白さを前面に押し出した内容になっており、まさに直球勝負の本格推理小説といえる。
 本書では前作に引き続き密室を扱っているが、より読み応えがあるのはマザーグースの歌詞に込められた謎、暗号解読の方であろう。この暗号もミステリにはお馴染みの演出手法で、暗号を扱ったミステリとしては古くはポーの『黄金虫』、最近ではダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』などが記憶に新しい。もっとも、本格的な暗号というのはダイイング・メッセージと違って即興性に乏しいためか推理小説の中では取り扱いが難しいようで、殺人事件のさなかに事件とは直接関係のない暗号をのんびり解読といった、さすがに違和感を感じるような作品もある。しかし、よく出来た暗号物は本当にワクワクするものだ。その点、本作では、マザーグースの謎が主人公の兄・公一の死の謎を解く鍵を握っており、物語のラスト、犯人を追及する場面で物証の一つを提供する重要な要素となっている。そして、肝心の暗号自体も非常に凝った内容になっていて面白い。これを読者が解読するのはかなり難しいのではないかと思うが、主人公達の推理を追っていくだけでも充分楽しめるのではないだろか。
 暗号などは思いつきで書けるようなものではないし、本書を読むと著者がマザーグースについて相当調べたであろうことが伺える。『白馬山荘殺人事件』は東野圭吾のデビュー三作目。本書は氏の力の入りようが伝わってくる初々しい力作である。
 なお、本作には謎解きには関係がないが、書き出しにちょっとした遊びが入れられている。東野圭吾お得意の「意外なラスト」とともに印象的である。



 私的おすすめ度:★★☆☆☆☆(★6点満点)

  ★★★★★★(殿堂入)
  ★★★★★☆(人にすすめたくなる)
  ★★★★☆☆(とにかく面白い)
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  ★★☆☆☆☆(標準的)
  ★☆☆☆☆☆(何か足りない or 生理的にダメ)


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プロフィール

Author:Aralagi
 
こんにちは、管理人の蘭です。

本格ミステリ?ハードボイルド?社会派ミステリ??青春ミステリ???時代本格???? この複雑なミステリの系譜がわかれば、大量に出版される本の中から自分好みの本を失敗なく選びだせるかも。

そう思って、古今東西のミステリを逍遥する日々。目的地へたどり着くのはいつのことやら。

本好きで、ミステリーも時々読みます。早い話がミステリ初心者で、書評まがいの行為などおこがましいのですが、その辺はご容赦を・・・大量の本の中から自分好みの本を見つけるのが目的ですので。

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